スーパーやお惣菜店で天ぷらを買ったものの、食べるころには冷めていたということはありませんか。
「天ぷらの温め直しはトースターがいい?」「電子レンジだけでも大丈夫?」「何分くらい温めればいい?」など、せっかくなら衣の食感をできるだけ楽しめる方法で温めたいところです。
天ぷらは、温め方によって仕上がりが変わります。サクサク感を重視するならトースター、手軽に中まで温めるなら電子レンジ、トースターがない場合はフライパンというように、目的に合わせて使い分けるのがポイントです。
特に冷蔵庫から出した天ぷらや厚みのある天ぷらには、電子レンジで軽く温めてからトースターで仕上げる方法も使いやすいでしょう。実際に、レンジとトースターを組み合わせる方法は複数の料理・生活情報サイトでも紹介されています。
この記事では、天ぷらの温め直し方をトースター・電子レンジ・フライパン別に分かりやすく紹介します。スーパーで買った天ぷらや翌日に食べる場合のポイントもまとめているので、家にある調理器具に合わせて試してみてください。
天ぷらの温め直しはどうする?
天ぷらを温め直す方法はいくつかありますが、どの方法でも同じ仕上がりになるわけではありません。
最初に、それぞれの特徴を簡単に確認しておきましょう。
| 温め方 | 向いている場面 | 仕上がりの目安 |
|---|---|---|
| トースター | サクサク感を重視したい | 衣がカリッとしやすい |
| 電子レンジ | 短時間で手軽に温めたい | 中まで温まりやすい |
| レンジ+トースター | 中も衣もバランスよく温めたい | サクサク感を戻しやすい |
| フライパン | トースターがない | 表面を香ばしく仕上げやすい |
| オーブン | 複数個をまとめて温めたい | 全体をじっくり温めやすい |
迷ったときは、トースターを基本に考えると分かりやすいでしょう。
トースターは表面を直接加熱しやすいため、時間が経ってしんなりした衣の水分を飛ばしながら温められます。東京ガスの生活情報サイトでも、オーブントースターは短時間で衣をサクサクに仕上げやすい方法として紹介されています。
ただし、冷蔵庫から出したばかりの厚みのある海老天などは、表面が温まっても中心部分がまだ冷たいことがあります。
その場合は、最初に電子レンジで軽く中を温め、最後にトースターを使う方法が便利です。
サクサク感を重視するならトースター
買ってきた天ぷらの衣をカリッとさせたいときは、トースターが使いやすい方法です。
ポイントは、長時間加熱するのではなく、短めの時間から様子を見ながら調整することです。
トースターは機種によって火力やヒーターとの距離が異なります。また、海老天と薄い野菜天でも必要な時間は変わります。
「○分なら必ずちょうどよくなる」と考えるのではなく、最初は短めに設定し、衣の状態を確認しながら追加すると仕上げやすくなります。
手軽さなら電子レンジ
すぐ食べたい場合には電子レンジが便利です。
短時間で中まで温めやすく、洗い物も少なく済みます。
一方で、電子レンジだけでは衣に水分が残り、トースターほどサクサクした食感になりにくい傾向があります。レンジだけで完結させる場合は、一度に長く加熱せず、短時間ずつ様子を見るのがポイントです。
バランスを取りやすいのはレンジ+トースター
「中まで温かくしたいけれど、衣もサクサクにしたい」という場合は、電子レンジとトースターを組み合わせます。
電子レンジで中心部分を軽く温め、トースターで表面を仕上げる方法です。
やまでらくみこのレシピでは、天ぷら2~4個を600Wの電子レンジで30秒ほど温めた後、トースターで約2分加熱する方法が紹介されています。ただし、個数や厚み、機種によって適した時間は変わるため、これは目安として考えましょう。
天ぷらをトースターで温め直す方法
ここからは、具体的な温め方を見ていきます。
まずは、サクサク感を戻したいときに使いやすいトースターです。

アルミホイルを用意する
トースターで天ぷらを温める場合は、アルミホイルを敷いておくと扱いやすくなります。
アルミホイルは平らなままではなく、一度軽く丸めてから広げて凹凸を作る方法があります。
凹凸を作ることで天ぷらとホイルが密着しにくくなり、下側にも空間ができます。また、天ぷらから出た油が衣に戻りにくくなるメリットもあります。
やまでらくみこのレシピでも、くしゃくしゃにしたアルミホイルを使う方法が紹介されています。
天ぷら同士が重ならないよう、少し間隔を空けて並べましょう。
トースターを温めておく
可能であれば、天ぷらを入れる前にトースターを少し温めておきます。
庫内が温まった状態から加熱すると、衣の表面に熱が入りやすくなります。
ただし、トースターには温度設定タイプ、ワット数設定タイプ、細かい設定がないタイプなどがあります。
そのため、特定の温度やワット数だけに合わせるより、使用しているトースターの説明書を確認しながら調整してください。
2~3分程度から様子を見る
天ぷらを並べたら、まずは短時間加熱します。
複数の温め直し方法では、トースターでおよそ2~3分程度をひとつの目安としています。
ただし、これはあくまで目安です。
かぼちゃやさつまいもなど厚みのある天ぷらと、大葉や薄い野菜の天ぷらでは温まり方が違います。
最初から長時間設定するより、
- 短めに加熱する
- 衣の状態を見る
- 足りなければ少しずつ追加する
という順番で調整すると使いやすいでしょう。
焦げそうな場合は早めに取り出す
天ぷらの衣には細かな凹凸があるため、出っ張った部分から色が付きやすくなります。
特に薄い野菜天などは短時間でも温まりやすいので、途中で確認してください。
衣がカリッとして全体が温まったら完成です。
海老天など厚みのあるものだけ中心が温まりにくい場合は、次に紹介する「電子レンジ+トースター」が便利です。
天ぷらを電子レンジで温め直す方法
電子レンジは、天ぷらを手軽に温められる方法です。
ただし、サクサク感よりも「短時間で中を温める」ことを得意とする方法と考えると使い分けやすくなります。

耐熱皿に重ならないように並べる
天ぷらを耐熱皿に並べます。
複数個を一度に温める場合も、なるべく重ならないようにしてください。
重なった状態では温まり方に差が出やすくなります。
ラップをかけずに短時間温める
サクサク感をできるだけ残したい場合は、ラップをせずに温める方法があります。
ラップをすると天ぷらから出た水蒸気がこもりやすく、衣がしっとりしやすくなるためです。やまでらくみこのレシピでも、食感をよくする目的でラップをせずに加熱する方法が紹介されています。
まずは短時間から始めましょう。
2~4個程度なら600Wで30秒程度をひとつの目安にし、まだ冷たければ少しずつ追加します。天ぷらの大きさや電子レンジによって変わるので、温まり具合を確認してください。
レンジだけなら加熱しすぎない
電子レンジは便利ですが、長時間加熱すれば衣がサクサクになるわけではありません。
むしろ衣がしっとりしたり、部分的に硬く感じたりする場合があります。
そのため、
「レンジは中を温めるもの」と考えて短時間で使う
のがポイントです。
衣の食感まで整えたい場合は、レンジの後にトースターを使いましょう。
レンジとトースターで天ぷらを温め直す方法
冷蔵庫に入れていた天ぷらや厚みのある海老天などには、電子レンジとトースターの組み合わせが向いています。
この方法なら、電子レンジとトースターそれぞれの特徴を生かせます。
まずレンジで中を軽く温める
耐熱皿に天ぷらを並べ、ラップをせずに短時間温めます。
ここで完全に熱々にする必要はありません。
触って少し温かい程度まで温めれば、次のトースターで仕上げやすくなります。
目安として600Wで30秒程度から始め、冷たい場合だけ追加すると調整しやすいでしょう。
次にトースターで衣を仕上げる
レンジから取り出した天ぷらを、凹凸を付けたアルミホイルの上に並べます。
そのままトースターへ入れ、2分程度から様子を見ます。
東京ガスの「ウチコト」でも、具材や厚さによる違いはあるものの、レンジで30秒~1分程度温めた後、トースターで2分程度焼く方法が紹介されています。
衣がカリッとしてきたら取り出します。
この方法なら、
レンジ=中を温める
トースター=衣をカリッと仕上げる
と役割を分けられるため、温め直しの加減を考えやすくなります。
冷蔵庫から出した天ぷらにも使いやすい
冷蔵庫に入れていた天ぷらは、表面だけでなく中まで冷えています。
いきなりトースターだけで温めると、表面はカリッとしているのに中心部分が十分に温まっていないことがあります。
そのような場合も、先に電子レンジで軽く温めておけば、トースターの加熱時間を長くしすぎずに済みます。
特に海老天、かき揚げ、厚めの野菜天などを温める場合に試しやすい方法です。
天ぷらをフライパンで温め直す方法
「家にトースターがない」という場合は、フライパンでも天ぷらを温め直せます。
フライパンを使う場合のポイントは、新しい油を加えず、衣に含まれている水分を飛ばすように温めることです。

東京ガスの「ウチコト」でも、油をひかず、弱火でじっくり加熱する方法が紹介されています。
フライパンに油をひかずに並べる
まずフライパンを用意し、天ぷらを重ならないように並べます。
天ぷら自体の衣に油が含まれているため、基本的には新しく油を足さなくても温められます。
フッ素樹脂加工などの焦げ付きにくいフライパンを使うと扱いやすいでしょう。
弱火でじっくり温める
天ぷらを並べたら、弱火を基本に温めます。
強い火力で一気に温めると、衣の一部分だけに色が付きやすくなります。
片面が温まったら裏返し、両面をじっくり温めましょう。
天ぷらから油が出てきた場合は、キッチンペーパーで軽く取り除く方法もあります。
ふたをせずに温める
フライパンで温めるときは、基本的にふたをしない方が衣の水分を逃がしやすくなります。
ふたをすると内部に蒸気がたまり、せっかく表面から飛んだ水分が衣へ戻りやすくなります。
表面がカリッとして全体が温まったら完成です。
トースターとは少し違った香ばしさを楽しみやすい方法なので、トースターがないときの選択肢として覚えておくと便利です。
スーパーで買った天ぷらを温め直すコツ
スーパーやお惣菜店の天ぷらは、購入してから食べるまで時間が空くことがあります。
持ち帰る間に衣がしんなりしてしまっても、ちょっとした工夫で食感を整えやすくなります。
天ぷらを重ねずに並べる
まず大切なのが、天ぷら同士を重ねないことです。
トースターでもフライパンでも、重なっている部分は熱が当たりにくくなります。
海老天、かぼちゃ天、なす天など複数種類を温める場合も、できるだけ間隔を空けて並べましょう。
一度にたくさん入らない場合は、無理に詰め込まず、数回に分けて温める方が仕上がりを調整しやすくなります。
種類によって温め時間を変える
天ぷらは具材によって厚みが違います。
大葉や薄切りの野菜天と、海老天や厚めのさつまいも天を同じ時間温めると、仕上がりに差が出る場合があります。
薄いものは早めに確認し、厚いものは中心部分まで温まっているか確認します。
複数種類を一緒に入れた場合は、温まったものから順番に取り出す方法もあります。
アルミホイルを活用する
トースターで温めるなら、アルミホイルを軽く丸めてから広げて使う方法が便利です。
天ぷらとホイルの接触面が少なくなるため、衣の下側にも熱が回りやすくなります。
また、天ぷらから出た油も凹凸部分に落ちやすくなります。
ただし、電子レンジでアルミホイルを使用するのは避けてください。 アルミホイルを使うのはトースターで仕上げる段階です。
天ぷらをサクサクに温め直すポイント
温め方を覚えたら、仕上がりを整えやすくするポイントも押さえておきましょう。
特別な道具をそろえなくても、ちょっとした工夫で温めやすくなります。
一度にたくさん温めない
天ぷらをたくさん並べると、熱の当たり方に差が出やすくなります。
特にトースターは庫内が小さいため、天ぷら同士の間隔を空けることが大切です。
天ぷらが多い場合は2回に分けるなど、余裕を持って並べましょう。
電子レンジについても、一度に多く入れすぎるより、数個ずつ温める方が加熱具合を確認しやすくなります。
長時間一気に加熱しない
温め直しで大切なのは、「最初から長時間」ではなく「短時間+確認」です。
トースターは表面に熱が入りやすく、レンジは中まで温まりやすいという違いがあります。
その特徴を利用しながら、足りない分だけ追加すると仕上げやすくなります。
温め時間は天ぷらの種類・個数・保存状態・調理器具によって変わるため、数字は目安として考えることがポイントです。
衣の水分を逃がす
サクサク感を戻すには、衣に残った水分を逃がすことも大切です。
そのため、レンジではラップをしない、フライパンではふたをしない、トースターでは天ぷら同士を重ねないといった方法が役立ちます。
トースターやグリルは衣の余分な水分を飛ばしながら表面を加熱できるため、揚げ物の食感を整えやすい特徴があります。
温め直したら早めに食べる
せっかく衣がカリッとしても、そのまま置いておくと天ぷらから出る蒸気によって再び衣がしっとりしてきます。
温め直した天ぷらは皿に盛り付け、できるだけ温かいうちに食べると食感を楽しみやすくなります。
家族分を何回かに分けて温める場合も、食べるタイミングに合わせて加熱するとよいでしょう。
天ぷらの種類によって温め方は変える?
基本的な温め方は同じですが、天ぷらの種類によって厚みや水分量が異なります。
ここでは代表的な天ぷらについて見てみましょう。
海老天
海老天は衣だけでなく、中心の海老まで温めたい天ぷらです。
冷蔵庫に入れていた場合は、トースターだけでは中心が温まる前に衣へ色が付きすぎることがあります。
その場合は、電子レンジで軽く温めてからトースターで仕上げる方法が使いやすいでしょう。
かき揚げ
かき揚げは厚みがあり、衣が重なっている部分も多いため、中まで温まるのに時間がかかる場合があります。
レンジで軽く温めてからトースターを使うと調整しやすくなります。
トースターでは表面の細かな部分に色が付きやすいため、途中で状態を確認しましょう。
野菜天
なす、かぼちゃ、さつまいもなどの野菜天も、基本的にはトースターで温められます。
ただし、かぼちゃやさつまいものように厚みのあるものは、中まで温まっているか確認してください。
一方、大葉など薄い天ぷらは短時間でも温まりやすいので、ほかの天ぷらより早めに取り出すとよいでしょう。
翌日の天ぷらを温め直す場合は?
前日に残った天ぷらを温める場合も、基本的な方法は同じです。
冷蔵庫で保存していた天ぷらは全体が冷えているため、レンジで軽く温めてからトースターで仕上げる方法が使いやすいでしょう。
ただし、翌日に食べる場合は温め方だけでなく、保存状態も確認してください。
調理後の食品は室温に長く置かず、保存する場合は適切に冷蔵することが基本です。保存状態に不安がある場合は、温め直せば必ず問題なく食べられると考えないようにしましょう。
この記事では食感を戻すための温め方を中心に紹介しています。保存については、購入した商品の表示や保存方法を優先してください。
天ぷらの温め直しでよくある質問
最後に、天ぷらを温め直すときに迷いやすいポイントをまとめます。
天ぷらはトースターで何分温めればいい?
天ぷらの大きさや種類、トースターの機種によって変わりますが、2~3分程度から様子を見ると調整しやすいでしょう。複数の料理情報でも2分前後から数分程度の方法が紹介されています。
衣がまだしっとりしている場合は、短時間ずつ追加します。
天ぷらは電子レンジで何秒温める?
2~4個程度なら、600Wで30秒程度から始める方法があります。
まだ冷たい場合は少しずつ追加してください。
個数や厚み、電子レンジの機種によって温まり方が変わるため、一度に長時間加熱しないことがポイントです。
天ぷらをレンジだけでサクサクにできる?
電子レンジは中まで短時間で温めるのには便利ですが、トースターほど衣をカリッとさせるのは得意ではありません。
サクサク感を重視するなら、レンジで軽く温めた後にトースターで仕上げる方法が使いやすいでしょう。
トースターがない場合はどうすればいい?
フライパンを使えます。
油をひかず、弱火を基本に両面を温めます。ふたをせずに水分を逃がしながら加熱するのがポイントです。
衣がカリッとしてきたら取り出しましょう。
天ぷらを温めるときにアルミホイルは必要?
必須ではありませんが、トースターでは便利です。
軽く丸めて凹凸を付けたアルミホイルを広げ、その上に天ぷらを置くと、天ぷらとホイルの接触面を少なくできます。
なお、電子レンジではアルミホイルを使わないでください。
スーパーの天ぷらも同じ方法で温められる?
基本的には同じ考え方で温められます。
サクサク感を重視するならトースター、短時間で温めたいならレンジ、両方を取り入れたいならレンジ+トースターという使い分けができます。
商品のパッケージに温め方が記載されている場合は、その方法を優先してください。
海老天とかき揚げは同じ時間でいい?
同じ時間にする必要はありません。
かき揚げは厚みがあり、海老天も中心まで温める必要があります。一方、大葉など薄い天ぷらは早く温まりやすいため、種類ごとに状態を確認し、温まったものから取り出すと調整しやすくなります。
まとめ
天ぷらの温め直しには、トースター・電子レンジ・フライパンなどを使えます。
サクサク感を重視するならトースター、手軽さを重視するなら電子レンジ、両方の良さを生かしたいならレンジ+トースターがおすすめです。 トースターがない場合は、油をひかないフライパンでも温められます。
トースターでは天ぷらを重ねずに並べ、2~3分程度から様子を確認します。電子レンジではラップをせず短時間から温め、必要に応じて追加すると調整しやすくなります。
冷蔵庫に入れていた海老天やかき揚げなど、中まで温めたいものはレンジで軽く温めてからトースターで仕上げる方法も便利です。
温め時間は天ぷらの種類や個数、保存状態、使っている調理器具によって変わります。決まった時間だけに頼らず、衣の状態を確認しながら少しずつ加熱することが、おいしく温め直すポイントです。
家にある調理器具と食べたい仕上がりに合わせて、ちょうどいい温め方を選んでみてください。


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