石川県金沢市を代表する観光スポットとして有名な兼六園には、年間を通して多くの人が訪れます。
園内には多くの歴史的建造物や池、樹木などがあり、観光客を楽しませてくれますが、中でもライトアップされる時間帯の訪問が人気です。
日本海に面する厳しい冬場の景色もさることながら、春を迎えて桜が咲き乱れる季節も趣があります。ここでは、詳細について見てみましょう。
無料開放も実施!見逃したくないライトアップ
何かと見どころが多くて知られる兼六園ですが、とりわけライトアップされた景色の素晴らしさは一級品です。
その光景を見るために地元民のみならず、日本全国各地から大勢の観光客が訪れます。一年間を通して風光明媚な景色が楽しめる兼六園のライトアップですが、特に寒い冬場の情景は感動的とも称されるほどであり、訪れる人を喜ばせます。
原則、日没から21時までとなっているライトアップですが、リピーターも多いようです。地元の石川県金沢市では、地域活性化や地域振興などの観点から多くの観光客を呼び込むための取り組みも実施しています。
期間限定の無料開放など一層多くの人が訪れるきっかけ作りも行っており、人気を集めています。
金沢の冬の風物詩に!雪吊りの情景
金沢は冬場の寒さに加えて、降雪が多いことでも知られます。そんな雪から大切な木々を守るための工夫が様々ありますが、「雪吊り」についてご存知の方も多いのではないでしょうか。
金沢の冬の風物詩になっている雪吊りの光景は、兼六園に足を運んだ経験がない人でもテレビやネット上などで見たことがある方が多いでしょう。重たい雪の重みから枝を守るために行われる雪吊りですが、細かく分けると「みき吊り」「しぼり」「りんご吊り」の3種類があります。
兼六園を代表するような大木にはりんご吊りの手法が用いられていますが、この手法は複雑でベテランの植木職人でも難しいとされています。兼六園にある500本以上の木に1ヶ月以上かけて行うこれらの作業があるおかげで、幻想的な風景が守られています。
春の桜シーズンもオススメ!
兼六園といえば、冬場のみならず春の桜シーズンもオススメです。
気候変動や地球温暖化などの影響もあり、時期は前後しますがおおむね4月中旬頃を迎えると、さまざまな種類の桜が一斉に咲き乱れます。暖かく穏やかな気候の日が多くなることで兼六園を訪れる人が多くなり、ゆっくりと散策したりウグイスなど小鳥のさえずりを聞いたりして楽しい時間を過ごす姿が見られます。
40種類・400本を超える桜がある兼六園では、その違いを楽しめることも魅力の一つと言えるのではないでしょうか。菊桜や旭桜、福桜などの銘木をスマートフォンやデジカメを使えば容易に撮影することができます。
園内には多くの撮影ポイントがありますが、石川門付近が特に狙い目です。桜の美しいピンク色をバックに撮る金沢城のコントラストは最高と言えるでしょう。
最高の贅沢!キレイな桜のライトアップ
せっかく兼六園を訪れるなら、ライトアップされた桜の景色を見逃さないようにしましょう。
もちろん、前述の通り種類が豊富で見どころ満載の昼間の桜も悪くありませんが、照明に映し出される情景には一味違った良さがあります。園内にはいくつかの池があることも知られていますが、その池の水面に映る桜もキレイです。
最も大きな池とされる霞ヶ池は13代藩主の前田斉泰との関連が深いとされ、同士によって3倍の広さに拡張されたと言われます。概ね日没から21時頃までのライトアップの時間には、桜の絶景を楽しむことが可能です。
四季折々楽しめる兼六園!絶対に行きたいライトアップの時間帯
金沢市の代表的な観光スポットである兼六園は、地元民だけでなく日本全国から大勢の人が四季折々の情景を求めて訪れる観光名所です。
年間を通して楽しめますが、とりわけ雪に覆われる冬場と咲き誇る桜の景色が見られる春がおすすめです。
時間帯を問うことなく魅力にあふれる園内ですが、日没から21時まで行われるライトアップの景色は特に見逃さないようにしましょう。
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