徳島マラソンは2008年にはじまった、42.195キロメートルを走る四国でもっとも規模が大きいフルマラソンです。
徳島県と徳島市が主催していて、毎年4月の下旬の日曜日に行われます。
残念ながら2021年の徳島マラソンはコロナの影響で開催されませんが、かわりにとくしまマラソン2021オンラインが開催されます。
徳島マラソンではどんなコースを走るのでしょうか。コースについて紹介します。
吉野川が美しい徳島マラソンのコース
徳島マラソンのコースは徳島県庁の前の市街地から走り始めます。
コースを走っている時は晴れていれば、常に標高が290メートルの美しい眉山を眺めることができるでしょう。
この眉山は徳島マラソンのシンボルでもあります。
走り始めて2キロをこえると、市街地を出て四国三郎吉野川に到達します。橋からはとても壮大で綺麗な吉野川が見えて、ランナーを感動させてくれるでしょう。
また、開放的な気分を味わうこともできます。ただしこの吉野川大橋は最初の難関となっていて、平坦な道からいきなり上り坂になっています。
川沿いに走り続けると、第十樋門が見えてきます。
この道は道の幅がとても狭くなっているため、走る時には注意することが必要です。
第十樋門をこえて六条大橋に差し掛かるところは道が下りになっています。そこからまた緩やかに登り続け、折り返し地点の西条大橋にたどり着くと、今度は下りのコースになります。
西条大橋はとても大きな白いアーチが美しい橋です。西条大橋から高瀬橋まではかなり急な下り坂が長く続くので、足に負担がかかるでしょう。また、高瀬橋の付近ではいきなり下りから登りに変わるので、走るのがかなり大変です。高瀬橋をこえて六条大橋から第十堰の辺りは平坦で穏やかなコースが続きます。第十堰辺りで30キロとなり、残り四分の一です。
第十堰は江戸時代の中期頃に造られた固定堰であり、30メートルもの幅の石積みで吉野川をせき止めています。川にたくさん敷き詰められている松杭とか青石が壮大で、見ていると圧倒されます。
名田橋まで走ってくると、またずっと下り坂が続いて体力が消耗するでしょう。走り続けると最後の難関、弁天橋のあたりに到達します。ここは急な登りののちに急なくだりが訪れる、最後にして最大の難関とも言えます。
最後のゴールは徳島市陸上競技場となります。全コースを走ると、その距離は42.195キロメートルに及びます。制限時間が設けられていて、7時間以内に走る必要があります。
徳島マラソン開催に伴う交通規制
徳島マラソンの際には、車両通行禁止の交通規制が行われます。
六条大橋北詰から西条大橋南詰、名田橋北詰から六条大橋が通行禁止となります。時間帯によって通行禁止となる場所が変わるので、マラソンに参加しない人も事前に交通規制をチェックする必要があるでしょう。
また徒歩や自転車であっても11号線を横断する時には歩道橋を利用する必要がでてきます。
徳島マラソンの参加人数について
徳島マラソンは第1回目は3000人ほどの予定でしたが、かなりの人気でたくさんの人がランナーに応募したため、最終的には5000人に増員されました。
第2回目は先着4000人としており、1週間ぐらいでランナー募集が締め切られ、3回目には定員が6000人となりました。これもすぐに定員に達してしまい、その翌年には7000人が定員となりました。
現在では1万人を超える参加人数となっています。残念ながら2020年と2021年はコロナの影響で大会は開催されませんでした。
徳島マラソンにはアスリート枠があり、男子ならば3時間30分、女子ならば4時間以内に走ったという記録証が提出できる人はアスリート枠で参加できます。2019年のアスリート枠は1300人でした。
徳島マラソンのまとめ
徳島マラソンは毎年大勢の人が参加する、四国で人気の大きなマラソン大会です。
吉野川の美しい景観を眺めながら走ることができ、爽快感を味わうことができることでしょう。走ることを通じて、多くの人と交流することができます。走りごたえのあるコースを走ることで感動でき、いい思い出ができます。
マラソンに興味がある人は、参加してみてはいかがでしょうか。
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