土用の丑の日にはうなぎじゃなくてもOK!うなぎ以外の献立を紹介!

スポンサーリンク
生活

土用の丑の日といえば、うなぎを食べるのが一般的です。

ポピュラーなうな重やうな丼の他、うなぎのひつまぶしや押し寿司など、意外と料理のバリエーションも豊富です。しかし、様々な事情でうなぎを食べられない、あるいは食べたくない方もいるのではないでしょうか。

実は土用の丑の日は「う」の付く食べ物であれば、必ずしもうなぎでなくても良いと言われています。ここでは、うなぎ以外の献立を幾つかご紹介します。

スポンサーリンク

そもそも土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?

中国の五行思想を由来とする土用の丑の日は、立春と立夏、そして立秋と立冬それぞれの直前に年4回にわたってやって来ます。この中で一般的に定着しているのが、立夏前に来る土用の丑の日です。

暑くなるこの季節には胃腸も弱り、体力も落ちやすいことからスタミナが付く食べ物が好まれるようになりました。そこで胃腸を養い、スタミナも付くうなぎを食べる風習が生まれたと言われています。

丑=牛であることから、本来は牛を食べるべきにも思えます。しかし、仏教の影響が強い日本では牛が忌避され、代わりにうなぎが定着したという説や江戸時代に平賀源内が発案した、あるいは串に刺したうなぎの蒲焼きを「丑」に見立てたためなど、諸説あるようです。

ただし、暑さ対策が期待できるような「う」が付く食べ物であれば良いというように、時代や地域によって風習にも変化が見られます。

牛肉を使った料理でスタミナアップ!

前述したように、暑い夏場にやって来る土用の丑の日には、スタミナが付く食べ物を取り入れたいものです。うなぎ以外の料理であれば、丑の由来から牛肉を使った献立でも決して違和感はないでしょう。

そこで、家庭でも手軽に牛肉を味わえる焼き肉がおすすめです。鉄板の上に各自が思い思いに牛肉や野菜を敷き詰めて焼き、好みのタレで楽しみながら味わえます。これなら、大勢いる家庭でも無理なくスピーディーに、暑さに負けないスタミナの向上が期待できます。

もう1つ、おすすめなのが牛丼です。薄く切った玉ねぎやしらたき等と一緒にめんつゆで甘辛く煮て、どんぶりによそったご飯の上へ盛るだけでOKと手軽です。こちらも一般家庭で手軽に調理することができる上、人気が高い牛丼の献立ならば、夏バテしやすい子どもから大人までスムーズにスタミナアップへつながるでしょう。

使い勝手の良い梅干しは土用の丑の日にも大活躍!

「う」の付く食べ物は沢山ありますが、昔から暑さ対策でよく知られる食材があります。それが梅干しです。食欲不振や喉の渇きの解消、あるいは解毒作用があるなど、様々な効用が期待されています。実際に、地域によっては夏場に到来する土用の丑の日に合わせて、「土用干し」と呼ばれる梅干しを作るケースも見られます。

梅干しの大きなメリットは、何といっても使い勝手に優れていることです。特にお弁当のご飯に添えたり、おにぎりの具にするといった使い方は一般的にもよく知られています。ただし、土用の丑の日ならばさらに一工夫して、梅干しを十分に活かした献立にチャレンジするのも良いでしょう。

例えば、梅干しを和えた和風サラダです。適度なサイズにカットした豆腐とトマト、そしてオクラを軽く混ぜて、そこへ梅干しの果肉も加えます。さらに、和風ドレッシングをかけることで、サッパリと酸味のある味わいを楽しめます。

梅干しは前述した牛肉料理とも相性抜群です。そこで、おすすめしたいのが梅風味の牛バラ肉炒めです。まず、ボウルに醤油とみりん、ゴマ油を入れ、擦り下ろした生姜も小さじ1ほど加えます。さらに、牛バラ肉を適量入れて軽く混ぜ合わせ、フライパンで炒めます。火が通ったら止め、梅干し3個分の果肉で和えてお好みで青じそやミョウガ等を添えれば完成です。梅の酸味と牛脂のコクが程よくマッチし、お酒のおつまみにもピッタリです。

土用の丑の日にはうなぎ以外の献立にもチャレンジしよう!

土用の丑の日というと、うなぎを食べるというイメージが強いでしょう。しかし、ここまでご紹介してきたように、うなぎ以外にもスタミナアップや暑さ対策に役立つ、様々な献立があります。

家庭で手軽に調理できる上、「う」の付く食べ物も多いですから、土用の丑の日という伝統的な風習でも違和感なく味わえます。これから土用の丑の日には、うなぎ以外の献立にも積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました