お遍路でやってはいけない事は?心がけたいマナー・ルール十善戒・服装そして道具を調べました。

スポンサーリンク
生活

お遍路は、四国にゆかりのある弘法大師・空海の足跡を訪ね、霊場八十八箇所を巡り歩くことです。

お遍路人口は年間数十万人とも言われ、ご利益を求め、四国を訪れる人は増えています。ただ、お遍路には心がけたいマナーや、守るべきルールなどもあります。

有意義な時間を過ごすためにも、お遍路に興味がある人は、やり方を覚えておきましょう。今回は、お遍路のルールや服装、道具などについて紹介します。

スポンサーリンク

お遍路でやってはいけない事は?

四国の大自然の中、88の煩悩を取り除き、自分自身を見つめ直す修行の旅がお遍路です。そのため、お遍路の旅では、飲酒遊興を慎むことが必要となります。

また、お遍路をする際は、守らなければならない「十善戒」というものがあります。

十善戒では、他人を誹謗中傷する言葉を言ってはいけないというルールがあるので、愚痴や妄言などは慎みましょう。

他にお遍路でやってはいけない事があり、それは「橋の上では金剛杖をつかない」というものです。橋の下には弘法大師が休んでおり、杖の音で起こしてしまわぬよう、このようなルールができあがりました。

お遍路の心がけたいマナーとは?

札所への受け付けは7時から17時までとなっています。お遍路さんが増える場合、受付に時間がかかってしまうので、最低でも16時には着くように心がけましょう。

また、お遍路さんにすれ違った時は、「こんにちは」と進んで挨拶をすることが大切です。

接待も修行の一つですし、お遍路で接待をするのは、弘法大師に接待することにも繋がります。マナーを心がけ、気持ちよく真摯に巡礼の旅を続けていきましょう。

お遍路のルール・十善戒とは?

十善戒は、お遍路を歩むにあたっての心構えのようなものです。

身と口と意(こころ)を正しく生きていくため、仏教で説かれたもので、十善戒はお遍路が守らなくてはならない戒律となっています。

ルール十善戒には、「不殺生戒(ふせっしょう)生き物を殺してはいけない」「不綺語(ふきご)無意味なことや悪口を言ってはいけない」「不慳貪(ふけんどん)余計な欲は持たない」などがあります。

これらの教えは、お遍路の時だけでなく、日々の生活においても常に気をつけなければならない教えとなっているのです。

お遍路の服装は?

お遍路は、基本的に服装に決まりはなく、ジーンズやスニーカーでも、大丈夫です。ただ、お遍路は修行の旅でもありますし、お寺に巡拝するという意識をもった服装が望ましいでしょう。

お遍路の服装は、基本の3点があり、それは白衣(はくえ)・輪袈裟(わげさ)・金剛杖(こんごうづえ)です。

白衣には、「同行二人」と書かれており、これには弘法大師が共に旅してくれるという意味が込められています。

輪袈裟は首にかける衣装。仏様の前でお参りする正装として、霊場の巡拝に必要になります。

金剛杖には弘法大師の魂が宿ると言われているので、ぜひお遍路の際には持ち歩きたい所です。

他には、巡拝中の日差しや雨を防ぐために使われる菅笠(すげがさ)というものがあり、これには弘法大師を表す梵字(ぼんじ)や「同行二人」などと書かれています。

お寺によってはお参りまでの道のりが厳しい所もあるので、歩きやすい靴や動きやすい服装を心がけましょう。

お遍路の道具は?

数珠(じゅず)は参拝の際、拝むときに手にかけて使います。数珠は首にかけてはいけないというルールがあるので、気をつけましょう。

数珠袋があれば、数珠を保護することができるだけでなく、カバンの中で絡まるのを防ぐことができます。

他には、参拝の証である「お納経」「御朱印」を頂くための「納経用品」や、札所を参拝した際に納める「納め札」なども、お遍路で必要になる道具となります。

まとめ・ルールやマナーを守ろう

お遍路は、歴史ある日本の文化で、守らなければならないルールやマナーというのもあります。

十善戒の十個の約束や参拝手順などを守ることにより、お遍路の旅がより意味のあるものになるでしょう。略式でも構わないですが、服装や道具を揃えると、自然と気が引き締まっていきます。

お遍路の旅をするならば、ルールを守り、服装や道具なども揃えてみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました